JCS-ITC

よく頂く質問


受講される方へ

誰でも受講できますか?
 はい、どなたでもご受講いただけます。ただしBLSコースやACLSコースは人工呼吸のための医療器具を使用しますので、医療資格のある方に限って受講していただいております。
 もし医療資格をお持ちでなければハートセイバーコースの受講をお勧めします。
 またファミリー&フレンズコースでも簡易的に一次救命処置を学ぶことができますが、定期コースとしては開催していません。地域や施設のニーズに応じてAHAインストラクターが任意で開催していますので、お近くのJCS-ITCスタッフへお声掛けください。
初めて受講します。どのコースを選べば良いですか?
 医療従事者であれば、まずBLSコース(BLSプロバイダーコースもしくはHeartCode BLSコース)を受講してください。
 一般の方(非医療従事者)であれば、ハートセイバーコースをお勧めします。
ACLSコースを受講するにはBLSコース受講が必須ですか?
 救命の連鎖の前半部分がBLSで、後半部分がACLSやACLS-EPコースに該当します。いくら高度な処置を行おうとも、基礎となるBLSが疎かになっては救命できません。このためJCS-ITCではACLSプロバイダーコースの受講要件として、BLSプロバイダーコース受講を求めています。
 ただしACLSプロバイダーコースの有効期限内(受講から2年以内)にもう一度ACLSプロバイダーコースを再受講(更新受講)する場合は、BLSプロバイダーコースの再受講を必須としておりません。
 ACLSプロバイダーコースの有効期限が切れてからの再受講については、BLSプロバイダーコースから受講し直してください。
一度受講すると、2年ごとに必ず再受講しなければならないのですか?
 ハートセイバーコース・BLSプロバイダーコース・ACLSプロバイダーコース・ACLS-EPコースについて、プロバイダーカードの有効期限は2年間です。
 2年ごとの再受講(更新受講)は必須ではありませんが、定期的にガイドラインが改定され、コースの中身も変化していきますし、なにより記憶やスキルは時間が経つごとに低下していきます。
 このためJCS-ITCでは、蘇生に関する知識をアップデートし、スキルを維持するためにも有効期限内の更新受講を強くお勧めしています。
コースを見学できますか?
 これまでAHAの心肺蘇生法コースを受講したことがない方、および受講歴があってもプロバイダーカードの有効期限が切れている方については、見学していただくことはできません。まずは受講をお願いします。
 ただしプロバイダーカードが有効期限内であれば、復習のためにタスク(後述)としてその科目のコースに参加していただくことができます。この場合、受講料も発生せず、無料で見学していただくことができますが、プロバイダーカードは更新されません。
 参加を希望される場合は、あらかじめ参加を希望されるコースのコースディレクターにご相談ください。
業務内コースとはどのようなものですか?
 通常のコースの受講者は、ご自身のお仕事の休暇などを利用して参加されます。またスタッフも、自分の休暇を利用してコースに従事しています。
 『業務内コース』は、ある施設職員のための研修として開催されるコースのことであり、受講者もスタッフもその施設の業務の一環として参加します。あくまで通常の業務時間内に行われなければならず、時間外(残業や休日出勤)での開催は認めておりません。また施設外からの受講は認めておりません。
 業務内コースの場合、運営に必要な事務費用はかかりますがスタッフへの謝金が発生しないため、通常のコースよりも受講料を抑えることができます。
 ただし業務内コースを開催するには、施設基準や必要な手続きがございます。詳細はお近くのインストラクターなどへお尋ねください。

タスク(アシスタント)について

タスクとはどのような役割ですか?
 タスクとは、コース運営をお手伝いいただく役割の人のことを指します。タスクフォースやアシスタントと表現されることもあります。
 タスクとしてコースに参加するためには、その種目について有効期限内のプロバイダーカードを保持しておくことが必要です。有効期限内であれば、何度でもタスクとしてご参加いただくことができます。
 プロバイダーコース受講後に繰り返しコースに参加することで、コースの学習内容がより深く身につきます。
 またコースに繰り返し参加するなかで、インストラクターを目指すこともできます。
タスクで参加するには費用がかかりますか?
 タスク参加を希望される種目の有効期限内のプロバイダーカードをお持ちであれば、受講料などの費用は一切かかりません。
 また運営をお手伝いいただいたタスクには少額ながら謝金が発生することがあります。コースごとに異なりますので、参加を希望するコースのコースディレクターにご確認ください。
タスクで参加するにはどうしたらよいですか?
 まず、参加を希望されるコース種目のプロバイダーカードが有効期限内であることをご確認ください。その上で、該当コースのコースディレクターに連絡しコースへのタスク参加を希望していることをお伝えください。
 参加意思表明なしにコース当日に直接おいでいただいても対応できないことがございます。

インストラクターについて

インストラクターとはどのような役割ですか?
 インストラクターはコースの進行役を務めたり、実際に受講者に教えたりする役割の人を指します。ただしAHAコースではインストラクターが”教える”というよりも受講者が効率よく学習できるようにファシリテートする(補助する・促進するなどの意味合い)役割であると位置付けています。
 インストラクターはAHAが規定するインストラクターコースを受講した有資格者です。
インストラクターになるにはどうしたらよいですか?
  AHAのインストラクターになるには、それぞれ種々のステップを踏む必要があります。
  1. 各コースを受講していただいた後、アシスタント(タスク・フォース)としてコースに繰り返し参加していただき、スキルと知識をより確かなものにしていただきます。
  2. コースディレクターやファカルティが、意欲やスキルを勘案してインストラクター候補者(Instructor Candidate)として推薦します。
  3. まず成人教育を学習するための『コアインストラクターコース』を受講していただきます。
  4. ※ 現在、AHAではこのコアインストラクターコースは開催されておりませんが、JCS-ITCでは教育学的に優れたコースであると考え、AHAの承諾を得てたうえで、内容を簡略化して継続しています。
  5. 次に、希望する分野のインストラクターコースを受講していただきます。
  6. その後、実際の受講生を相手にインストラクションし、インストラクターとしての実技評価(モニター)を受けます。
  7. この結果、インストラクターとしてのスキル・知識が充分である(Instructor Potential)と判断された場合に、晴れてインストラクターの資格申請を行うことができ、コースコーディネーターの承認を経て、インストラクター資格を取得することができます。
  8. ※ なおACLS-EPインストラクターは、既存のACLSインストラクターであることが必要です。
AHAインストラクターになる条件は、下記の通りです。
  • BLSインストラクター :原則として国家資格を有する医療従事者
  • ACLSインストラクター:医師、歯科麻酔医、CCU/ICUを含む循環器病棟もしくは救急外来/救命救急センターで5年以上の経験を有する看護師、または心不全/救急/集中治療認定看護師または専門看護師

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インストラクター資格を維持するには更新が必要ですか?
 はい。資格更新が必要です。インストラクターカードの有効期限も2年間です。
 インストラクターはこの2年間に計4回コースで教える必要があります。またガイドライン改訂などが行われれば、必要なアップデートを受講していただくこともございます。
 このような活動実績がなければ、インストラクターカードの更新はできません。なおインストラクターカードを更新することで、プロバイダー資格も同時に更新されていきます。
コースディレクターはどのような役割ですか?
 コースディレクターはコースの実施計画を立て、運営し、質を管理します。つまり各コースの責任者です。
 コースディレクターになるには、まずインストラクターとしての実績を積み重ね、ファカルティの推薦をもってJCS-ITCへ申請します。これをコースディネーターが承認し、はじめてコースディレクターの資格が与えられます。
 なおコースディレクターはJCS-ITCの内部資格であり、AHAが許認可するものではありません。コースディレクターになっても、AHAインストラクターとしての資格更新が必要です。また2年間に2回以上、コースを開催する義務があります。
 またAHAでは二次救命処置(ACLS・ACLS-EP・PALS)以外のコースでリードインストラクターを規定していますが、JCS-ITCではAHAの許可をとって二次救命処置以外のコースでもコースディレクターを配置し、コースの質を担保するようにしています。  
ファカルティはどのような役割ですか?
 正式にはトレーニングセンターファカルティ(TCF)と呼ばれ、コースディレクターと同様にコースの実施計画を立て、運営し、質を管理します。またインストラクターコースで教えることができ、インストラクターの教育や質の向上にも寄与します。
 TCFはAHAが規定している役割であり、その資格更新には2年間で2回インストラクターコースで教える必要があります。
 なおJCS-ITCでは、AHAの許可を得て各支部(支部トレーニングサイト)の代表者としてシニアファカルティという役割を設けています。
 

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 Atlas操作方法
コース終了後に、AHAのAtlasへの新規登録が必要です。登録するとeCard(修了証)がダウンロードできるようになります。 Atlasの操作方法については、マニュアルを用意しましたので、下記をご参照ください。

Atlas新規登録手順

Atlas eCard取得手順

JCS-ITC本部事務局
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日本循環器学会内

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FAX: 03-6775-9115
E-mail: itc@j-circ.or.jp

AHA International Training Center
日本循環器学会はアメリカ心臓協会(American Heart Association, AHA)と提携し、その国際トレーニングセンターとして心肺蘇生法の普及活動を行なっています。

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